夢日記2

ここは体育館だ。僕は中央の列の右側に座しており、足元には赤いビニールテープのラインが走っている。前から数人分で中央ということもあって壇上はかなり見やすく、僕はこのことを誇りに思っていたが、なぜか壇上は左斜め前にかなりずれていた。目の前には白く小さな柵が置いてある。中央二列分の幅があるはずだがこの時点では半分だけであり、見ていた劇の第一部が終わると残りの半分を足した。僕はこのことも誇りに思っていた。劇がクライマックスになると教師二人がパイプ椅子に座り、どうでもいいことを喋ると勢い良くカーテンが閉まって劇は終わった。カーテンが閉まる直前に壇上の教師が拍手を始めたのを含めていやにチープな劇だったが館内は拍手喝采に包まれている。


ここは自室だ。6畳半の部屋を正方形に縮めたような狭さの部屋に7、8人は居るだろうか、友人達が男女問わずたむろしている。視線が壁のポスターに送られた。クラスの名簿が記してある。

突如として大地震に見舞われた。ただ揺れるのではなく、一度だけ大きく跳ねたり、微細な縦揺れも混じっていた。二段ベッドの下の段に置かれたパソコンはモニタの裏から修復液を出そうとしていたが、噴出口が別のモニタで塞がれていたためエラーを吐いていた。僕はそれを気にかけていたがすぐにこれは避難すべきだろうと呟き皆が一斉に荷物をまとめ始めた。友人達はすぐにまとめ終わり体育館へ向かう中、僕だけ着替えが中々見つからない。机の上で荷物を弄っている時になにやら宣伝する声が聴こえていた気がするが、この時は慌てていて特に気にしていない。リビングはカーテンで締め切られており、わずかに透き通る日光で家具が赤く染まっていた。三つあったコップの水を一つにする。思い切りこぼしたが無視してシンクに向かう。蛇口のシャワーからトロトロの水が滴り落ちている。地震のせいで新しい水の供給が止まっており細菌が繁殖しているため粘度が高いのだ。これを飲んだら食中毒になると察した僕は思わず身を引っ込める。